ルールの解釈①

世の中には色々なルールがあります。
法律もそうだしスポーツの世界もそれぞれのジャンルにルールがあります。
商売の世界にも商法というルールがあります。
上記のルールは文面化され、誰が読んでも大体同じような解釈をします。

しかし色々な場面で都合のいい解釈が起きる場合があります。
私も色々な場面で色々な解釈をして、何度も嫌な思いをして来ました。
商売の世界で、例えば1000円の商品を仕入れて1800円で販売します。
しかし1800円の商品を値引いて、1500円で販売するというのは非常に単純でわかりやすいのですが、しかし当社が販売しているのは右から左へ移動して利益を得るような商材ではないので厄介な場面が多々出てきます。

当社が販売している商材は主にコッツウォルズストーンとフランス、中国の天然石。
そしてヨーロッパのレンガです。
昨年コッツウォルズストーンを購入したいという石の業者が当店にやってきました。
その内容は特注の石のサイズで四角の形状でした。
ところが納入後、角が真四角ではないと担当者が値引きを要求して来ました。
現場で設計者、及び職人達に言われたのが原因です。
その点やいろんな点も含め予約を受ける前に、事前に説明した事ばかりです。
私に言わせれば、その担当者が現場で設計者や職人達に説明しきれるほどの、知識や力が無かったのだと思います。

あまりのくだらなさに思わずその担当者に、「自分の受けた仕事のリスクを他社に回すな!」といってやりました。
電話で1時間近く話し合いましたが、私も簡単に値引き交渉に応じるわけには行きません。
例え1000円でも10万円でも嫌なものは嫌なのです。
その担当者は事務所にやってきました。
電話の勢いはどこかへ行ってしまっていて、申し訳なさそうな雰囲気を漂わせています。
結局会社員なのです。
会社員が、間違った事はしていません!と、腹の据わった経営者に勝てるわけがありません。
自分の会社で社長や、周りの人達に説明が出来ないのだろうと思った私は、値引きに応じました。

続く

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