沖縄帰省-那覇編 その一

那覇まで帰らなければいけない用事が出来て、遅い夏休みで沖縄へ行ってきました。
何回かに分けて紹介して行こうと思います。

お馴染みの「美ら海水族館」
今回で2回目になります
昔と違って南北に高速道路が開通していますので、本部町も簡単に往復する事が出来ます。
昔、海洋博覧会が開催された跡地に、出来た世界的規模の水族館です。
確か「海・・・ その望ましい未来」をテーマーに開催された沖縄海洋博覧会でしたが、会期終了後は地元の人達の破産のニュースが大きな問題になったと覚えています。
こういった大きなイベントは、誘致するだけではなく終了後の道筋まで考えておかないと、地元に致命的なダメージを与えてしまいます。
「美ら海水族館」は長い時間かかってしまったけど、地元に渋滞だけではなく長期的に観光客の足を運ばせてくれる、施設になるでしょう。
又それを祈っています。

琉球石灰岩と言われる石です。
沖縄の至る所で見ることが出来ます
昔の沖縄の風景は木造の建物に、赤瓦屋根そして塀に琉球石灰岩という風景が広がっていたと思います。
しかし現在はその風景をみれる所は限定されています。
コッツウォルズストーンも同じ石灰岩です。
広い範囲でコッツウォルズストーンで出来た風景が未だに残るコッツウォルズ地方と、保存活動をしなければその風景が無くなっていく日本沖縄と、一体何が違うのでしょうか。
昔と違って沖縄へ帰る事が一大イベントで、なくなってきています。
間違いなく沖縄と東京の距離が近づいています。
飛行機や流通の発達で、色々なものが便利に簡単に手に入るようになり、そして気づかないうちに大切な物を少しづつ失っていきます。

受け手側である沖縄の先人達は豊かさの意味を少しだけ勘違いしていたのかも知れません。
又送り手側の公共工事こそが地元の発展しいては利益である、という妄想に取り付かれた提案に盲目的に受け入れ続けたのかもしれません。
同じ種類の石でありながら、全く違う時代の流れを見続ける琉球石灰岩。
沖縄へ帰る度にコッツウォルズ地方と沖縄を思い比べてしまいます。

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