宮古島 旧の16日 その一

沖縄では旧暦の1月16日に、盛大なお墓参りが行われます。
今年は2月7日がその日でした。
あの世の正月といわれて、お墓に豪華な食べ物をお供えをします。
いわゆる普通のお正月やお盆休みに帰れなくても、この日を帰省の日に選ぶ人もいるぐらいなので、一気ににぎやかになります。
大体同じ時間帯にお参りに行くので、共同墓地の周りは車を駐車するスペースもないくらい、大渋滞です。
そして、久しぶりに先輩や後輩達とも会えます。
ここでの風景は撮影するには気が引けますので、画像はありませんがネットで調べてみたら画像がたくさん出てきますよ!!
各家のお墓の前には、お参りした後が分かるように、線香の残りとご馳走が供えられています。
墓地の敷地内の端っこの方には、色々な所で地べたに線香やお供え物が置いてあり、そこでお祈りをした事が分かります。
そこは、現在お墓にお骨が入っていない人達の為に、現在祭られている方角に向けて祈った跡です。
私達もお墓とは別の場所で、線香とご馳走をお供えして、全員で手をあわせます。
未だに涙が溢れてきてしまいます。
「どうぞ、私達を見守って下さい」


まだまだ現役の親父のサバニ
この小さな船で大家族を養ってきた親父の凄さに比べると、自分の日頃の不安や不満がとっても小さく見える


そのサバニに寄り添う、小さな小さな青い花達


強風の赤浜


ちょうど、サトウキビの収穫時期です。


この時期は宮古島のどこに行ってもこの風景です


実家の前のサトウキビ畑。
強風に揺られて、畑全体が波打っています。


日本で一番南にあるファミリーマート


お墓参りのその日の夕方から、久松学区にある中央公民館では青年部主催の、のど自慢大会が開催されています。
この盛り上がりです


しかし同時間の久貝公民館では、クイチャー踊りが行われます。
公民館前の路上でくいちゃーを踊ります。
雨乞いの踊りで、雨と豊年を祈って踊ります。
昔から伝わる大切な行事です。
私達は全員で中央公民館を抜け出して、クイチャー踊りに行きました。
たくさんの人達が輪になって、単純な振り付けで踊り続けます。
通りかかった車も、クラクションを鳴らす事も無くヘッドライトを消して、一段落終わるまで黙って待っています。
いつまでも守り続けながら残さなければいけない、大切な文化です。


公民館の中ではシーサー達も正月の料理を前に静かに休んでいました。

コメント: “宮古島 旧の16日 その一

  1. ようこ コメント:

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    宮古島は 、この季節でもいいお天気なんですね~♪
    色々な想いを重ねる旧暦の16日。
    残したい伝統と文化。これからもずっと守っていってもらいたいですね。

  2. 管理人 コメント:

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    ようこさん、いらっしゃい。
    いやいや、風が強くて天気も曇りから少し雨の天気でした。
    海釣りはおかげでぜんぜんダメ!!
    この行事は沖縄全体の行事です。
    どんなに時代が変わっても残して行かなければならないです。
    そして残って行くと思います。
    だって、みんなどんなに大切な事かよくわかっているから!!
    又遊びに来て下さい!

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