レンガの乾式工法 vol.592-2024/01/25発行

今は1年で一番寒さが厳しいとき「大寒」です。

その寒さの中、いつもの犬散歩コースでは紅梅に続き、白梅も咲き始めています。

厳寒の中に咲く梅だからこそ、余計に美しく見えるのですね。

レンガの乾式工法

外壁工事において、レンガに細い溝を入れ金属レールにはめ込む施工法がレンガの乾式工法。

乾式工法は湿式工法と比べ、

・施工時の環境に左右されにくい。

・工期が短縮する

・地震や台風に強く落下しにくい

・下地材による断熱効果を得られる

といった利点があります。松原工業は乾式工法に使用するレンガの加工も自社で行っており、八王子の工場で一枚一枚丁寧にレールをはめ込むための溝を入れています。

取り付けるのは外壁施工のために開発された乾式工法用の金属レール。

金属レールの材質はZAMです。

ZAMはあらかじめメッキ処理を施された鋼板でほとんど錆びないと言われるほど耐食性に優れています。

レール1本1本で壁全体を覆うことができ、レールそのもので防水処理ができる、という優れもの。

非常に施工性の高いレールです。

一度レールを取り付けてしまえば溝にレールをはめ込んでいく作業はどなたでもできるほど簡単な作業です。

時にはこんなところも乾式工法でできるの?というような箇所を乾式工法で行うこともあります。

先日、駐車場入り口の天井部分を乾式工法で施工しました。

レールを抱き合わせ、両側左右に溝を入れるという裏技を使いました。

これだけでもしっかりと固定されますが、念のためボンドもつけて。

不可能を可能にしてしまうのが松原工業の乾式工法、松原工業の現場チームなのです。

複雑な箇所ほど腕の見せ所。

本物のレンガを乾式工法で!

仕上げを綺麗に見せるために特別にサイズを合わせた加工ができるのも、レンガ積みに見える曲りの納め方等を様々な形でご提案できるのも、自社加工だから可能なことであり、長年レンガと共に歩んできたノウハウがあるからこそだと自負しております。

編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥

中一の息子、今日は郊外学習で朝から出掛けています。子供たちだけで行く地域を決め、見学する場所、電車の乗り継ぎ、昼食、などすべての計画を立てたことを実行する日です。

副班長になった息子はタイムスケジュールと共に電車、バスの乗り継ぎを考えなければいけない役目でした。

息子の最も苦手なタイムスケジュール、責任重大です。

果たして無事に乗り継いでいるか、計算して出した交通費は足りているのか、帰ってくるまで心配です。

どうか楽しめていますように、良い思い出ができますように。


ヨーロッパレンガの豊かな表情を乾式レンガで・・・

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