ニッポン放送携帯ブログ「そらまめの旅」 『再会の祈り』 

東日本大震災による、被災者達は主に東北に住んでいた人達である。

しかしその人達の子や孫達は東京やその他の地域でも暮らしている。

これから紹介する記事は、以前このブログでも紹介した事のあるニッポン放送のパーソナリティー、滝良子(そらまめ)さんの携帯サイトで紹介している、3月19日分の一部です。

ニッポン放送の携帯サイトで、「そらまめの旅」がスタート!毎週、そらまめさんの日記が読めます

詳しくはニッポン放送の携帯サイトをご覧下さい。

今回は本人の許可の元、文章を紹介しています。

「そらまめの旅」3月19日より

計画停電にふりまわされたある日の夕方のこと。

電車が無くならないうちに・・と帰宅を急ぐ人で車内はギューギュー詰め。

皆、無言でイライラしていました。

その時、車内に響く携帯電話の着信音・・皆が一斉に冷たい視線を発信元に向ける・・

そこに若い女性のバツの悪そうな顔がありました。

彼女は携帯に「電車の中だから切・・」急いで言いかけ次に「え~~!?」と大絶叫・・

周りはビックリ。

でも、彼女の次の言葉でもっと驚きました。

「ホントなの?本当にお母さんなの?お母さん生きていたの~?」あとは号泣・・

女性は次の駅で降りましたが、車内の空気が一変していたことは言うまでもありません。

「ホゥ~っ」「フゥ~っ」声にならない声がもれ、隣り合った知らぬ同士が微笑み合う、温かい空気が流れていたのです。

尖った目は潤んだ目に変わっていました。

いまだ行方不明の方が多く、通信の手段もない中で肉親の安否を尋ねている方々の多いこと・・

94歳の母はTVの画面を見てポツリ「戦争の時と同じだね」

周りにいた人達はびっくりしたでしょうね。

そしてそういう瞬間を目撃した人達は幸運でしたね。

なぜならその時優しい気持ちがその人達を覆ったと思うから・・・

被災しなかった多くの人達は、今まさに神様に試されていると思います。

自分の生活も守らなければならない為、全てをささげるわけには行きません。

しかし一つでも、又その内の半分でも、いや又その半分でも、出来る事をみんながやればそれはとても大きな輪になって行きます。

頑張ろう日本!!

コメント: “ニッポン放送携帯ブログ「そらまめの旅」 『再会の祈り』 

  1. みや コメント:

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    そらまめさんの携帯日記があるとは知りませんでした。大好きで昔はよく聞いていました。今すぐにでも現地に行って何か私に出来ることはないのかと毎日思っています。でも自分の生活に邪魔されてなかなか思うばかりで行動出来ませんね…寒い寒いと周りからの声が聞こえてくれば『被災した人達の事を考えて我慢しろとか』何で牛乳がないのというお客には怒ってしまったり、最近、大きな天災があったことを忘れかけている言動に毎日呆れています。その反面、みんな優しいんですよね。節電だってやれば出来るし、日本人て優しいです。悪い人なんていないです。人の悪口などは言ってはいけないとつくづく感じました

  2. 管理人 コメント:

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    みやさん、いらっしゃい。
    ぜひ、そらまめさんの携帯日記を読んでみて下さい。
    いろんな事が書かれています。
    最近は地震の事が主に書かれています。
    そうですね!!色々な出来事が起きますがみんな優しいですよね。
    コメントありがとうございます。

  3. しかた コメント:

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    Youさんこんばんは
    エピソード紹介ありがとうごさいます。今、帰宅する電車で読んでたのですが、ああいう状況でのほんとに心暖まるエピソードですね。
    今、被災地で起きていることをテレビでしか見てないけど、自分に出来ることは何かはないのか、仕事してていいのか、この危機的状況で、何していいのか良くわからないが、ほんと考えさせらる毎日です。

  4. 管理人 コメント:

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    しかたさん、いらっしゃい。
    自分の出来る範囲で、気持ちを向ければいいと思います。
    いつ東京に住んでいる私達や愛する家族が犠牲になってもおかしくないような、恐怖を感じる出来事でした。
    お互い頑張りましょう!!

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