ほりえもんが出所してきた。
8キロもやせて、好青年の雰囲気を漂わせて。
私は彼の書いた本がとても面白くて、何冊も買って読んだ。
古くて硬い物に対しての突進力は素晴らしいものがあったと思う、しかし技術がなかったのだろう、だって相手も人間だもの、合理的さを上回るプライドも火事場の馬鹿力も持っている。
私の周りにはお年寄りが多いと感じる。
しかしその人達と話をすると、とても勉強になる。
私がどんなに頑張っても持つ事の出来ない経験を、彼らは持っている。
決して合理的さを感じないが、個人一人一人の持つ力と自信と、そして歴史を感じる。
私は彼らと話すのがとても好きだ。
ほりえもんはどうだったんだろうな~。
粉飾決算をするくらいだから、目に見えないプレッシャーとの戦いの毎日だったと思う。
これからも頑張れ~と、声を大にして応援したい、しかしお小遣いやお年玉をライブドアの株式購入に当てて、損害を出した多くの子供達の事を考えると、やりきれなくなってしまう。
自己責任というには、あまりにもほりえもんは、子供たちに巨大な虚像を見せすぎた。
これからのほりえもんの発言ひとつひとつに期待と祈りを込めて、見守って行きたい。