英国旅行記２００９年１月　その３

東シナ海の潮の香りに包まれて育った私が、ま・まさかドーバー海峡を渡ることになろうとは・・・

フランスの港で出航の時間を待っているとき、お腹がホラー映画のように一瞬激しく動いた。
まさか！と思った私はすでにノロウィルスにやられていた。
まさに地獄の船出！！

オーク材を専門に扱っているお店に行った。
建物の中にある扉に目を奪われた。
こ・これだ—！！
実は松原工業は５月に、コッツウォルズストーンで出来た大き目の物置小屋の新発売を目論んでいる。
今回はその小屋の部材探しでもあったのだ！！

天井、壁に張り巡らされたオーク材！！
素晴らしすぎる。

続いて本日２つ目の会社訪問
陽気な社長の瓦メーカーだ。
この時私のお腹と思考回路は限界切れ！！
優しいこの会社の女性に「ソーリー　　えっと　ホットウォータープリーズ」
すると「アタタカイコーヒーモ、コウチャモアリマスヨ！！」と言っているみたいだった。
しかし「センキュー　お腹を押さえて、とほほの表情で・・・　ホットウォータープリーズ」
事情を理解した女性は入れてあった紅茶を破棄して、「ダイジョウブデスカ？」
そして相変わらず、とほほの表情で「センキュー」

瓦メーカーの入り口に誇らしげに飾ってあった古い写真。
この会社の歴史を感じると共に、どうだ！！といわんばかりの誇りを感じる。
松原工業もこういった歴史を作っていかなければならない。
こういった思いを色々なところで感じる。
まさに歴史とアンティークの街、ヨーロッパ！！

業界では有名なお店。
掘り出し物は少ないがたくさんのほしい商品が置かれていた。

フランスからイギリスへ帰った後、B,Bで地獄のような一晩を過ごした。
熱もかなりある。
食べ物はおろか、水分も補給できない
そんな私を見て、この日の朝B,Bのオーナー婦人が梅干入りのおにぎりを作ってくれた。
感激！！　お腹に収める事が出来てほっとしていると、正露丸を持ってきてくれた。
びっくりしている私にさらに追い討ちをかける言葉が・・・
「松原さん、もし今日は出かけるのが無理なら、ここでグラマーモデルの写真撮影会があるから参加したらどうですか？
「グラマーモデル？」
「そう、金髪で若くてきれいなグラマーモデルのヌード撮影会があるんです」
「ヌ・ヌード撮影会！！」
「そう写真同好会の月２回このB,Bで撮影会があるんです。　よかったら参加しませんか？」

本当ですか？私が参加してもいいんですか？　いいんです！！　ほんとうに金髪で若くてきれいなグラマーなんですか？　もちろんです！！
たくさんの言葉が私の頭を駆け巡る！！　　と、その時！！
おい俺！！何しにイギリスまでお金を使って来てるんだ！！
という事でスケジュールとおり、力をふりしぼりお昼用のおにぎり２個を持って仕事に出かけました。
この画像はその夜に残っていた、カメラマン達との語らいのシーン。
モデルは３人来てたらしい、そのうちの一人と階段で遭遇した。
めちゃくちゃにきれいな人でびっくり。
この時写真を見せてもらったが、鼻血ぶーである
しかし芸術的な写真が多い、そこで・・・
２人のカメラマンに「いやらしい気持ちがあるといい写真は取れないんですか？」と聞くと、ニヤニヤしながら「ソンナコトハナイサ！！ハッハッハー」

この後熱がぶり返して、苦しんだのは言うまでも無い！！

翌日オーストラリアへ引っ越す為に、庭にあるものを買わないかという話が舞い込んできた
このプランターは約１００年前の物で、昔は家畜のエサ箱だったらしい。
見事な緑色のコケに覆われて、素晴らしい雰囲気を出していた。
値段交渉はかなりハードだった。
初めて握手を拒否された。
なら売らなければいいだろう！！
それでも仕方なく売りますという感じで、終始悔しそうな表情を漂わせていた。
ハードだな！！

次はいよいよコッツウォルズ地方編です。