昨年の丁度今頃、NHKホールで井上陽水を見てきました
氷の世界ツアーというタイトルで、アルバム「氷の世界」を振り返る的なコンサートでした
ギター大好きな人達は、ツアーの中でもNHKホールでだけ参加する安田裕美のギターを聞きに(見に)来た人たちもたくさん見受けられました
実は私もその内の一人でした
陽水の歌もそうですが、安田裕美のギターも集中して聞聴いていました
でも井上陽水も安田裕美も忘れさせるような出来事が起きてしまいました
7曲目に名曲「チエちゃん」を歌いました
この歌は本当に不思議な歌詞です
おそらくチエちゃんは死んじゃったんでしょうが、簡単にそうも思えないような不思議な違和感を感じる歌詞です
ステージから見て左手側に座って見ていました
「チエちゃん」が始まると同時に、陽水の向こう側にいる髪の長い女性コーラスが両手を広げて歌い始めました
とてもきれいな人で、コーラスで歌うたびに両手を広げて歌っていました
この歌の内容と妹が重なって、とても穏やかな感情で聴いていました
陽水の向こう側で両手を広げて歌う女性が、女神さまのような気になってきました
そして涙が溢れてきました
悲しくて辛くて避けられずに、通り過ぎて来た時間を優しい気持ちになって思い出させてくれました
そして「チエちゃん」が終わるまで涙が止まりませんでした
神様を恨んだ時期もありましたが、運命として受け入れなければいけないと必死に思い込もうとしている、私に女神様がやさしく微笑んでくれたようなそんな出来事でした
後にこの女性は女優の沢田亜矢子さんの娘さんで、澤田かおりさんという事を教わりました
私が座っていて観た角度と同じ動画がありました
皆さんも是非ご覧になって下さい