円はなぜにこうも弱いのか。
理由はいくらでもあると思うが、とにかく輸入業者には大きな痛手だ。
円安により大きな恩恵を受けている、輸出業者がうらやましい。
確か昨年夏頃にはドル円で115円前後だったのが、いまや122円~124円の間に定着している。
昨夜ニューヨーク時間で大きく円高に動いて現在121,55円。
当社の商材はベルギーとイギリスの商品であるので、仕入れるときはユーロとポンドです。
ヨーロッパはかなりの好景気らしくヨーロッパ通貨に対して、異常な円安状態で落ち着いてしまっている。
昨年秋頃から日本の大手メーカーはいっせいに値上げに踏み切りました。
確か2度程、大きな値上げがあったと思います。
当社はその動きに追従したかったのですが、いかんせん零細企業はそう簡単に値上げなんてできません。
最初にコッツウォルズストーンを仕入れていた頃に比べて、ビルディングストーンで1コンテナ約30万円位の差が為替だけで出ています。
今までは色々な努力でやってきましたが、その努力だけでどうもならない状態です。
その為値上げの決断をしました。
しようがありません。
仕入れる時は値上げと為替損で大きな支出になり、販売時には容赦ない値下げ交渉です。
ここで値上げしないと全く利益の出ない組織形態になり、スタッフのみんなに対して何も出来なくなります。
松原工業は値上げします。