毎年この時期になると思い出す歌があります。
以前にも何度か紹介したことのある「春遠からじ 21歳」という歌です。
22歳の誕生日まであと1週間となった1月31日に、天国へ旅立っていった女性と、残された親友の物語の歌です。
この話を始めて聞いた時にとても衝撃を受けました。
そして悲しい気持ちになりました。
この歌はずいぶん前に演奏も付けて紹介しましたが、自分で作ったアレンジに納得が行っていませんでした。
今回新しい演奏で、以前のイメージを壊さないように、新しい録音で作りました。
そしてそれに合わせて、この歌のイメージビデオを作りました。
動画を作っている内にどうしても画像が足りませんでした。
私は、駅の画像を撮影に行ったのですが、ふと彼女が通っていた小学校へ寄ってみました。
夕焼けに照らされた校舎が物悲しく映りました。
この校舎から見える夕焼けを使いたいと思い、職員室へ入っていって撮影の許可をお願いしました。
最初は断ろうとしていましたが撮影の意味を聞いて、「そういう事なら・・・」と承諾をもらい、屋上へ案内されました。
夕陽が段々と傾いて行く中、先生と急ぎ足で屋上へ向かいました。
しかし残念な事に太陽は隠れてしまっていました。
「あ~終わっちゃった」思わず声を出しました。
すると先生が、「もし良かったら明日いらっしゃったらどうですか」という言葉をかけてくれました。
ありがたい言葉に翌日早めに学校へ行ってスタンバイしました。
彼女が在学中から建て替えていないという事で、校舎の画像も何枚か撮影する事に許可を頂きました。
そして素晴らしい夕陽を撮影する事が出来ました。
この夕陽に照らされて、二人は何物にも代え難い素晴らしい時間を、この小学校の空間で過ごしていたと思います。
撮影しながら、レンズの中に手をつないだかわいらしい二人の女の子が、見えるようで胸が熱くなりました。
どうして神様はこんなにも残酷な運命を与えるのでしょう。
神様に恨みの気持ちさえ沸き起こってきます。
どうぞ皆さん、以前も紹介しましたがもう一度この物語を読んでみてください。
天国へ旅立つ志保さんと残された親友と、そして二人の両親へ心を込めて作りました。
春遠からじ・・・ 21歳 序章
春遠からじ・・・ 21歳 別れ
春遠からじ・・・ 21歳 その後
春遠からじ・・・ 21歳 後記
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