午前中にストックヤードでドライウォール積みのワークショップがあり、私も朝一そのお手伝いでストックヤードに向かいました。
ワークショップの日は決まってお天気に恵まれます。今日も雲一つない秋晴れです。
事務所に戻ってきたところで、出来立てホヤホヤの先程のワークショップのレポートをお届けします。
ドライウォール積みワークショップ
今回は主婦の友社出版「Garden Diary」の読者様向けの企画で、なんと関西方面からもこのワークショップのために駆けつけてくださいました。これは実のあるワークショップにしなくては、責任重大です。
前回のワークショップで光を浴び輝いていたススキの穂が綿毛に変わり始め、モミジも紅葉してきました。
限定5名の参加者の皆様が集まると、まずはホワイトボードの前で座っていつもの講義から始まります。
コッツウォルズ地方でしか採れない貴重な天然石、コッツウォルズストーンのドライウォール積みのお話。
ドライウォール積み、というのはセメントを使わない工法。
イギリスは地震がないので、たとえ1~2mの壁であってもセメントを使いません。
でも地震の多い日本ではそういう訳にいかないので、松原工業では道路に面した場所などでは必ずセメントを使って施工します。
ただし今回はお庭の花壇という設定で、セメントを使わず積んでいきます。
さぁ実践へ、移動します。
これから何度も使う言葉ですが・・・今回の重要なキーワードは「だいたい」です!と松原。
1個1個ではなく全体でどう見えるか、が重要。なぜかというとドライウォールの1個1個が均一ではなく大小厚みもそれぞれランダムサイズだからです。
だから、まずだいたいフラットに地面を均したら、1段目をだいたいでドンドン置いていきます。
2段目もウマ目地でだいたい置いていきます。
松原「合言葉は?せーの!」 皆さん「だいたーい!!」
素晴らしいノリの良さです。
あっという間に2段目が積めましたが、動くのがあったり、傾いていたり、いまいちですね。
それをどうするか・・・。そこで重要になってくるのが細かいクズ石です。それを歯止めにしたり、
嚙ませたりして固定していきます。
それからハンマーでトントンと細かく叩きながら微調整していくのです。
花壇の場合には裏側に土を入れ込み補強していくともう動きません。
大事なのは離れてしゃがみ込み、遠いところから目線で見ること。
そうすると直すべき場所が見えてきます。
お次は皆さんの番です。二手に分かれて実践です。
だいたいって難しい・・・と悩む皆さんに「まず置いた方がいいよ」と松原。
完成!!
それを離れて見る。
すると色々な気づきがあります。
前のめりになっている石。傾いている石。表情が乏しいところ。
それを直していきます。
前後入れ替えると石の表情が生きてきたり、裏に薄っぺらい石を置くとまったく動かなくなったり。
すると「すごーい!!匠の技だわ!!」「弟子入りしたい!」と女性陣の感動の声が。
松原の手直し後。違いわかりますか?
ランダムサイズなのに天端は平らにしっくりと、そして石の表情が生きてきましたよね。
セメントを使わないということは何度でもやり直しがききます。
どんどんイメージが湧いてきたら、その度に変えていけばいいのです。
例えば大きな平な石を配置して鉢を飾ったり、植物を間から覗かせてみたり。
10時からお昼までの約2時間。
笑いがいっぱいの楽しい時間でした。参加してくださった皆さんも本当に楽しんでくださっていましたし、
講師をした松原自身も「あー楽しかった!」と呟いておりました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました!!
そして、このストックヤードで本日からセールが始まります。
ストックヤードオープニングセール第1弾
STOCK YARD~ストックヤード~のオープンを記念して、
ストックヤード現地に直接ご来店の方を対象に、オープニングセール第1弾を開催いたします!!
日時:2021年11月11日(木)~21日(日)
営業時間:9:00~17:00
※毎週水曜日、第二日曜日は定休日となっております。
コッツウォルズストーンのドライウォールや砂利、ハーフサイズレンガ等を特別価格にて販売いたします。
一部アンティーク商品も対象となっております。この機会にぜひご来店ください。
スタッフ一同お待ちしております。
ご来店の際にはお電話でご連絡頂けると、ご案内がスムーズにできます。
ストックヤード電話番号:070-8996-6648
編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥
2年近くお肉を食べなかった息子が最近ウィンナーの美味しさに目覚めました。
つい先日、ウィンナーのマスタード焼きが給食のメインメニューの日、息子が「今日、事件が起きたんだよ・・・」と。
給食ワゴンに載せたウィンナーの入れ物がひっくり返り、息子のクラスのウィンナーが1本残らず廊下にバラバラになったそうな。
よりによって子供たちの大好きなウィンナーが!!!やっと息子が食べられるようになったウィンナーが!!!
必死で全校に寄付を募ったそう。校内放送で「5年2組にウィンナーを寄付してください」と流し、それから1クラス1クラスケースを持って寄付をお願いして回って、やっと1人半分ずつありつけたそう。
みんなで寄付を募って教室を回る姿を想像すると可哀想だけど、面白いやら、かわいいやら(笑)。
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◇発行/制作:有限会社松原工業