グリーンガーデン vol.567-2023/07/20発行

夏祭り、いい響きです。大人になった今でも盆踊りの音が聞こえてくると胸が高鳴ります。先週末は地元の盆踊りに行って久しぶりに本気で踊ってきました。

参加する若者が少なくなり寂しいイメージの地元の盆踊りでしたが、久しぶりに開催された今年は大盛り上がり。元気な高校生たちがやぐらの上に上がって踊っている姿を見て、日本の未来は明るい!と嬉しくなりました。

グリーンガーデン

新緑から濃い緑に変わり、緑の濃淡が美しい季節。

毎日、溶けるような暑さの中で緑がもたらしてくれる安らぎと作り出す木陰は美しさを超えたありがたい存在です。

夏は咲く花が少なくなる時期でもあります。

もちろん灼熱の太陽の下、元気に咲く花もありますが、ヒマワリでさえ首を垂れているこの暑さ。

でも花がなくても葉のグリーンだけで十分美しいのです。

雑木林のようなお庭を回遊すると山の中を歩いている気分。

グリーンの中に建つコッツウォルズ小屋。

高木、中木、低木、花のない時期もグリーンだけで美しいお庭。

いったい自然界の作り出す「緑」は何色あるのでしょう。

濃い緑、明るい緑、斑入りのもの、ブロンズ色の葉は引き締め役。

見下ろせばグランドカバーの葉も色、形が様々です。

シルバーリーフは涼し気で花のない時期のお助け役。

バルコニーにはグリーンだけの寄せ植えを。

花と同じくらい色も形も個性あふれる葉。

自然界って本当に不思議です。

余談ですが、中学1年の息子は1学期に理科の授業で植物の分類を学んでいました。

被子植物は「単子葉植物」と「双子葉植物」に分けられること。

そして単子葉類と双子葉類のグループごとに葉脈と根の張り方に共通点があること。

習ったはずなのに、お庭づくりの仕事をしているのにすっかり忘れている事柄。

今、もう一度調べてみるとすごくおもしろいのです。

すべての植物はそのように分類されて、この美しい葉が分類のルールに則った形状をしている、というのが今更ながら

本当に興味深く感じます。

 

編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥

祭りと言えば太鼓。地元の盆踊りで、そういえば中学校の同級生が大太鼓を叩いていたなぁ、と太鼓の音に誘われパフォーマンスを観てみると、そこに彼女がいました!初めて彼女の太鼓を叩く姿を見たのは10年以上前。

まだ頑張っていた!!しかもセンターで以前観た時よりもずっとずっと上手くなって!

日が沈んでも34度くらいあった猛暑日。夕暮れの中、汗だくになって一心不乱に打つ姿に、その生き生きとした表情に胸が熱くなりました。

盆踊りは楽しかったし、頑張っている友達の姿は見れたし、何より愛する地元が盛り上がっていたのがとても嬉しいハッピーな夜でした。

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