去る9月26日に、車に太鼓と三線と、迷いに迷った一張羅の服と二人分の新品の革靴を積んでノリボーとほかスタッフ計3人で神戸へ行ってきました。
英国総領事夫妻による、ホームパーティーに初めて呼ばれたのです。
ノーネクタイだというのには、かなり悩みました。
我々で大丈夫かという大きな不安もあります。
そしてそこで沖縄の音楽を生演奏してくれというのです。
というか・・・沖縄とイギリスはほとんど関係ありませんので、何度も大丈夫かと確認した所、そんなに気にしないで楽しく盛り上げてくれということでした。
という事で行ってきました、英国総領事公邸!!
壁には古い麻の服が何枚も飾っていて、品のいい雰囲気を醸し出しています。
まず最初にいわゆるディナーってやつです。
総勢約16人くらいが一つの長いテーブルに腰掛けて、楽しく会食。
私はというと緊張のあまり、ナイフで切り損ね皿から飛び出し、テーブルの下に落ちた肉をフォークで刺して食べやしないかという恐怖心を他の出席者にき気づかせないように、一生懸命冷静さを装います。
食後、全員が退散した後のテーブルの上は、私の席の周りだけ細かいパンくずが散らかっていたのは、言うまでもありません。
そしてノリボーの太鼓と三線とで宮古民謡を披露しました。
そしてその後は沖縄の話で盛り上がります。
ほとんどの参加者が帰った後、総領事親子と我々スタッフと、今回大いにお世話になった英国南西イングランド地域開発公社 日本事務所の倉本さんと女性スタッフだけがその場に残りました。
そこで最後に静かな曲を一曲という事でリクエストが来ました。
私は地下にいた総領事のご子息を呼んで、迷わず「てぃんさぐの花」を歌う事にしました。
てぃんさぐの花(鳳仙花)
1、てぃんさぐの花や爪先に染めて 親の寄せ言や肝に染めれ
(鳳仙花の花は爪先に染めて 親の説教は心に染めなさい)
2、天の群星や読めば読まりしが 親の寄せ言や読みぬならぬ
(天の群星は数えれば数えられるが親の説教は数えられない)
3、夜走らす舟や子の方星目当て 我ん産ちえる親ん我んど目当て
(夜走らせる舟は北極星を目当てにし 私を産んだ親も私こそが目当て)
4、成しば何事ん成いる事やしが成さぬ由からどならぬさらみ
(成せば何事も出来ることだが 成さぬせいだからこそ出来ないであろう)
5、いちたらん事や一人たれいだれい互におぎなてる浮世渡る
(行き届かない事は 互いに補い合い 補い合ってこそ 浮世をわたるものだ)
6、宝玉やてん磨かねば錆びす朝夕肝みがち浮世わたら
(宝玉であっても磨かないと錆びる 朝夕心磨いて現実を生きよう)
英訳して「てぃんさぐの花」の意味を教えると、総領事夫妻はワンダフルを連発しました。
そして静かに静かに聴いてくれました。
このトンでもないシチュエーションの中、沖縄の先人達が子孫に歌い繋げた、「てぃんさぐの花」を歌えた事はとても幸せな事でした。
どれだけ伝えられたかは分かりませんが、沖縄の心の片鱗を見せる事が出来たのではないでしょうか。
残ったみんなで記念撮影!!
この後、神戸から車で帰宅!!
かなり疲れながらも、楽しい出来事でした。
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先日の上野水上音楽堂お疲れ様でした。
そして英国総領事公邸でのホームパーティーの
緊張感よく伝わります。お疲れ様でした。
音楽は国も人種も関係なく、心に伝わる
心の糸なのでしょう。良かったですね。
イギリス人も聞いた宮古民謡、すごい。
選曲はなんでしたか?
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与那覇さん、いらっしゃい!!
先日はお疲れ様でした。
そして懐かしい味の、おにぎりも頂きありがとうございます。
神戸ではかなり緊張しましたが、楽しかったです。
曲目は「豊年の歌」がオープニングで・・・
他に「安里屋ゆんた」とか歌いました。
民謡はレパートリーが少ないので、これから覚えて行かなければと思っています。
今月も同じような会がありますので、又、報告します。
又遊びに来て下さい。
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こんばんは。
時々ですが、宮古毎日新聞をネットで読んでます。
見つけました、松原さんの[仕事も人生もまっすぐに]の記事
私も、歳のせいでしょうか?故郷への思い、親への思い、よく考えます。
遅いのかもしれませんが、島唄のよさも。どんなに仕事が忙しくても
疲れていても、三線は弾くようにしてます。明日への活力になってます。お互いに身体に気をつけ、仕事に、趣味に頑張りましょう。
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与那覇さん、いらっしゃい
読んでくれてありがとうございます。
いつかはここで紹介しようかなとも思っていますが、気恥ずかしくて中々ちゅうちょしています。
仕事にも趣味にも頑張らないと、楽しくない人生です。
好きなことをやる為にもお互い健康に気をつけて仕事を頑張りましょう。
又遊びに来て下さい。