松原工業の銀行との関係・・・③

ここ数年、ありがたい事に仕事の量が増えて輸入の金額はかなり大きくなってきました
それでも借入なしで、資金繰りが回っています
今年無理を承知で、大きな借り入れが出来ないか相談しました
結論は、時期早尚という事でした
やっぱりな~ あまり期待もしてなかったので、大きな期待もなく結果を待っていた私には予想通りの結果でした
しかしここからびっくりするような出来事が起きました
うちのメインバンクである多摩信用金庫の支店長から「社長、将来の為に松原工業のバンクミーティングを開きましょう」と、提案を受けました
ビックリしました!!
小さな松原工業の為に、各銀行の担当が一同に介して松原工業の為にバンクミーティーングを開いてくれると言う訳です
その名前は聞いた事がありますが、それは全て大手の会社の為に開かれてたものであり、松原工業のような小さな会社に開かれるなんて、前代未聞だとすべての担当者が話してくれました

大手都市銀行を含む3行の担当とその上司と、行政の肝いりの機関から2名参加、松原工業から2名参加、計8人で松原工業のバンクミーティングが開かれました
初めての体験ですから、議長の進めるまま会議は進行していき、その内に発言の時間がやってきました
私は包み隠さず、過去の実績、現在、未来への展望を語りました
①銀行からの借り入れの為に大きく商売を進める事が出来た事への感謝
②ある程度の不具合には目をつぶって、貸しまくっていた事
③融資が出来なくなった時に、②と同じ理由で貸さなくなった事(貸せる時期には目をつぶって気づかないふりをしていたのに、断る時には同じその事を持ち出してくる事への不信感)
④ここ数年での好調さ
⑤松原工業の為に、バンクミーティングを開催して、そして参加してくれた事への感謝
主にこの項目で話したような気がします
緊張していたので、よく覚えていません
小さい会社という事ですので、割と気楽にいろんな事に縛られず話しました

銀行に対しては、自分の意識を変えて行かなくてはいけないと感じています
宮古島の小っちゃいコミニティーで育った私は、お金を貸してくれる銀行に対してどうしても卑屈になりがちです
そうじゃないんだよ!! 胸を張って借りるんだよ!! こっちがお客様なんだよ!!
よく言われる事ですが、中々そういう風に思う事が出来ません
バンクミーティングからしばらく経ったある日、支店長から電話がありました
多摩信用金庫の機関誌(たまNAVI)にインタビュー記事を載せたいと話してくれました
びっくりしましたが、ありがたい話なのでインタビュー記事を掲載させてもらいました
だから何だ!!ってわけではありませんが、弱小会社にはこういう一つ一つの出来事が血となり肉となり信用となって行くんだと思います
銀行に対して本当のビジネスパートナーと扱われる事は可能だと信じています
金融機関に対しての期待もなければ、会社は大きくなれないでしょう
今までの長かった会社の経験を踏まえながら、ポジテブな想いで銀行に接せられています
なんでこんなことを書いているかと言うと、同じような宮古島出身の社長が周りにたくさんいます
松原工業は、扱っている商材柄、英国に行ったりアンティークを扱ったり、楽しく順調に伸びている会社だと思われているみたいですが、楽しくやっているは間違いありませんが、決して順調ではありませんでした
その過程で、金融機関への感謝や恨み節もその時期々で変わってきました
銀行とはうまく付き合って、会社を大きく発展させるための良きビジネスパートナーという間柄になって行きたいものです

何かぐだぐだになってきましたが終わりです