第4弾 友よ

日本経済はやっと光明が射しはじめたような感じになってきた。
ずーっと経済的には苦しかったようなイメージしかない。
宮古島から出てきて、東京やいわゆる本土で頑張っている同級生もたくさんいる。
経営もうまくいかなくて、生活が苦しい毎日が続いている。
友達と話すと決まって「初代だからだよ」って言葉を出して自分達を慰め、そして奮い起こす。
生活基盤もなかった東京に出てきて、ゼロどころかマイナスからのスタートだから苦しくって当たり前だよって、笑いながら語り合う。

友達の存在価値がここ数年で大きく変わった
幼稚園から中学校まで10年間一緒に過ごしてきた同級生達がよく集まるようになった
そういう歳になってきたんだろうな
宮古島や那覇では高校の同級生達との連絡の回数も増えた
そして那覇や宮古島でLIVEをすると、集まってくれるお客さんの大半が、小中高の同級生達だ
本当にありがたいと思う
みんな楽しい事も苦しい事も平等に経験している
私も妹が亡くなった時に、葬儀のしばらく後で香典の記帳を見て涙が溢れた
代表者が持ってきたとわかるそのページには、小中学時代の同級生達の名前が連なっていた
そしてさらにページをめくっていくと、高校時代の友達の名前が連なっていた
いろんな感情が込み上げてきて一人で泣いていた
一人で悲しみの淵を彷徨ってるんじゃないとその時感じた
ありがたかったー
そして嬉しかった

その後の3/11の地震の後、飲食店をやっている友達は壊滅的なダメージを受けた
みんなよく集まってくれて私を慰めてくれたり、そして友達を励ましたりした
友達って本当にいいもんだな
どんなにお金がたくさんあっても、どんなにたくさんの時間があってもそれは決して幸せな事じゃない
これからの長い人生で必要なものはもう一つある
それは友達だ!
幸せになる条件の中から、決して友達は外せない
すると必然的に、人生の方向や歩み方も決まってくる

この歌の編曲をしてくれた、曽山良一さんが作成時に迷ったような感じで聞いてきた
「最後のリード、何の楽器を使いたい?」
私は思わず「トランペットかホルンとか金管楽器」思わず言いそうになったが、あえて言わなかった。
そこは信頼する曽山さんに任せたほうが絶対にいいものが出来ると思ったからだ
完成した音を聞くと、そこにはトランペットの音が入っていた
嬉しかった~

友達が悩んで苦しんでいる時に、そっと力を貸してやれるような男になりたいと思います
友達に感謝をこめて作った歌「友よ」を聴いて下さい。

友よはここから聴いて下さい