初日の西武ドームは、相変わらずたくさんのお客様でごった返していた。
GARDEN SHOP YOUは、会場入り口の近くでコッツ小屋と英国から仕入れたアンティーク雑貨を販売していた。
午後の3時過ぎ頃、一人の女性がすーっと入って来て色々な商品を確認していた。
そして、展示してあるベンチを気に入ったらしく、送料を確認して来た。
「このベンチを購入して送る場合はいくらぐらいかかりますか?」
「場所はどちらですか」
「・・・・・・福島県南相馬市です」
南相馬市という言葉を発する時、確かに間があった
「ずばりの所じゃないですか、大丈夫でしたか?」
そういった平凡な質問をした。
「え~何とか放射能も自然に存在するレベルまで落ち着きました。しかし風評被害の方が凄いんです。電報もつい最近まで届きませんでした。郡山まで取りに来いっていうんですよ。電報をもらっても2時間半かけて取りに行かなきゃーならなかったんですよ」
そしてこんな信じられない話を聞かせてくれた。
「今や福島はどこに行ってもいじめられています。福島ナンバーの車で他府県に行くと嫌がらせを受けている。友達が仙台に行った時に大きなお店の駐車場に車を停めて買い物をして戻ってきたら、スプレーで「福島へ帰れ」って大きく書かれていたそうです。
それだけではなくて釘やコインで同じような事をされた友達が5~6人いるそうです。
人間ってこんな事が出来るんだと唖然としてしまいました。
国の生活補助金の分配の仕方も話しを聞く限りでは以異常でした。
避難した家族には1人に対して10万円、そして家賃が100%補助。
つまり家族5人だと月収50万円、家賃はただ、援助物資がもらえる。
避難できないで残らざるを得ない家族は、補助金も家賃もゼロ、援助物資さえもほとんどもらえないという話をしていました。
嫌がらせをする人達だけにではなく、国にも傷つけられているのです。
テレビや雑誌等で入ってくる情報だけでは伝わりにくい、生の福島県南相馬市の現状を聞いてただただびっくりするばかりでした。
「私はずーっと南相馬市を出る事は無かったけど、こんな暗い気持ちのままで毎日を過ごしたらいけないと思って、思い切ってこのバラとガーデニングショウに来たんです」
悔しさをにじませながら、目頭をハンカチで拭きながら話してくれました。
「よし!お客さん。たくさん買ってくれたから何かサービスしましょう」
「えっ!そんないいですよ」
「たくさん福島の話を聞かせてくれたお礼と、そんな人間ばかりがいるんじゃないよと、お客さんへのエールを込めて、プレゼントしますよ!」
そして、迷っていた緑色のブレッド缶をプレゼントした。
又、涙が溢れてきたみたいでハンカチで目頭を押さえていた。
僕らはあの地震以来、今本当に試されているんだな
沖縄出身の名を汚さないように、何より同じ人間として恥ずかしく無いように、その事に向かい合わなくてはならない。
心の弱った時に受ける傷は実際よりも大きいし、逆に受ける優しさは何十倍も大きく感じる。
どんな人間になりたいか?
今まさに試されているんだな!
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酷い話しですね…
そんなことをする人間なんているのですね…
弱い者いじめをする人間はどういう育ち方をしたのでしょうか。
私は、敢えて福島県に行ったり福島産の物を食べるようにしています。
そのお客様もyou さんと話せて気持ちが少し和らいだでしょう。
しかもサービスまでいただくことが出来て西武ドームまで足を運んだ甲斐がありましたね!
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本当に世の中おかしなことばかり、ちゃんと真実と正義に向き合わなきゃいけないですね、サービスするなんて素敵です(^o^)
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みやさん、いらっしゃい。
ひどいでしょう。
あり得ない話しです。
でもそう言う人間ばかりじゃないですよね。
南相馬のお客さんも、嬉しそうに帰って行きましたよ。
自分に何か出来る事を探しながら、日々を過ごすのです!
(なんちゃって~古)
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あ~や~さん、いらっしゃい。
車にいたずらする人達は分かってないんだよ。
それが全部自分に帰ってくる事を!
まだ自分に帰ってくるならいいけど、それが自分の大切な人達に帰るかもしれない恐さを知らないんだよ。
いまならあ~や~もわかるでしょう。
又遊びに来て下さい
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読み落としておった。
『情けは、人のためならず』
まさに、地でいく話で・・・
南相馬の実情は、NHKのドキュメントで観ましたが、
ここまで酷いとは・・・
御社の益々の活躍を期待致します。
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うりずんさん、いらっしゃい。
酷い話しでしょう。
人間てこんな事が出来るんだね。
みんなで頑張りますよ!!
又遊びに来て下さい