沖縄の旧盆 今年もカマキリがやってきた HOME

東京のお盆は毎年8月の13、14、15日ですね
沖縄は旧暦でやるために今年は8月19、20、21日となりました。

http://www.archives.pref.okinawa.jp/publication/2013/07/post-246.html

初日はあの世のご先祖様をお迎えして、感謝のご馳走をお供えします
最終日は夜に、ご先祖様を送り出します
見たこともないあの世! って本当にあるのでしょうか
沖縄ではニライカナイと呼ばれれる世界は本当にあるのでしょうか
旧盆中日にあたる20日に、今年も事務所の前にカマキリが現れました
その日は外に出て、大きな木の前に立って電話をしていました
電話をする前は気づきませんでした(いなかったと思います)
電話を切って目の前に視線を写した瞬間、カマキリがいました
今年もやってきてくれた事に心が暖かくなっていくのが分かります
水とお酒を準備して、今年もお供えしました
その長い間、カマキリは移動しないでずーっと待ってくれました

宮古島の私の生まれた地区(久松)では、カマキリは神様の使者と言われています
いつも大切な節目の日には現れて来ました
妹が亡くなって次の年から毎年お盆にカマキリが現れるようになりました
「いつまでも悲しんでいないで、仕事頑張って! そして一輝達をよろしくね」
そのメッセージを伝えに毎年現れるんだろうと思います。
最初カマキリが現れた時は息を呑みました
そして涙がこぼれてきました
今年は笑顔を浮かべながら、カマキリの出現を喜ぶ事が出来ました
そして手を合わせてお礼を言って、「どうぞ見守って下さい」と言葉も伝えました
何だか、幸せな気持ちに包まれました

昨日は沖縄は送り日でした
台風に襲われながら、ほとんどの家庭でご先祖を送り出しています
10時頃に実家から電話がかかってきて、同じ時間に南に向かって手を合わせました
妹が亡くなってからお盆はとても重要な行事になりました
そして故郷宮古島に帰りたくなります
青い海とどこまでも広がる青い空、両親、兄弟、同級生がいて、サトウキビ畑の間を縫ってちいさな浜へ出て、日々の疲れを癒してくれる島
生きている事の大きさも小ささも教えてくれる島
故郷宮古島への想いは色々な物を浄化してくれます
ずいぶんと心の落ち着きを取り戻した今年のお盆は、妹への想いと故郷沖縄への想いが別々の所を優しく癒してくれました

新しいアレンジのHOMEという歌を聞いて下さい