松原工業がコッツウォルズストーンや、レンガを加工販売する営業形態になって10年以上経ちます
今の松原工業があるのは、スガノ技研という会社があったからです
先日大変お世話になった、先代の社長が永眠されました
感謝の想いを込めながら、スガノ技研先代社長菅野さんの話を皆さんに紹介していきたいと思います
私がスライスレンガ工場を作ろうと思って、最初に悩んだのが切断機を探す事と、ダイヤモンドカッターの刃の事でした。
ある夜事務所の机の前で、各メーカーの切断機械のパンフレットを広げてみていました
どの機械もピンとくるものがありませんでした
ある一枚のハガキが目に入りました
スガノ技研からの営業のハガキでした
スガノ技研という会社は、レンガとかセメントとかをカットする時に使う、ダイヤモンドカッターという刃を販売しています。
すぐに電話をしました。
電話に出られた菅野さんと初めて会話をしました
私がレンガ加工業を始めようと思っている事、カッターの刃で悩んでいる事、機械を選びきれない事、色々な話をしました。
中でもカッターの刃は、特別な刃の形状を考えていましたので、その事を菅野さんに相談しました
初めての電話にも関わらず、約2時間近く話し合いました
途中、私がイメージしているレンガの加工面や、それに伴うカッターの刃の形状などをその場で手書きで書いて、FAXしてその後も長い時間打ち合わせをしました
電話では足りずに、翌日スガノ技研を訪問して菅野さんとさらに打ち合わせする事にしました
団地の一室のドアに小さな文字でスガノ技研という名前を見つけてびっくりしました
普通の工場と事務所を予想していたのに、団地の一室で細々と営業していたのです
しかし前の晩の電話のやり取りで、スガノ技研の社長への期待は高まっていたので、見かけの小ささからは全く不安を感じる事はありませんでした。
仕事部屋に案内されて、前の晩の電話のやりとりの続きです
そして私の希望するカッターの刃と、そしてなんと切断機の情報までも教えてもらい、その日の内に大きな悩み事が全て解決する事になりました
続く
初めて松原工業が八王子市鑓水でレンガ加工機を導入した時の菅野さん
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ブログを読んでいたら、頭の中に、中島みゆきの「地上の星」が鳴りわたりました。
その1枚のハガキを手にとったのは、偶然だったかもしれませんが、やはり、縁という見えない糸でむすばれていたのでしょうね。
素敵なお話ありがとうございます。
ご冥福をお祈り申し上げます。
ブログの続きもお待ちしています。
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ノリさん、いらっしゃい
本当に素晴らしい方でした
松原工業が歩み初めた道の真ん中に、神様がプレゼントとして置いて行ったような出会いでした
菅野さんとの思い出話しは又次回に紹介します
コメント頂きましてありがとうございます