訃報を受けて・・・ ISLAND

先週親戚の訃報を受けて急遽宮古島に帰ってきました
今まで何度か受けた訃報の中で、一度だけ今でも返信に後悔が残っている出来事があります
妹の事で悲しんでいた時に、励ましの言葉だったり優しい言葉をもらったりして、私を随分と救ってくれた人がいました
それから数年後その方のご主人が亡くなってしまいました
早朝にその方から訃報のメールが届きました
優しい想いをたくさんもらった分だけ、気の利いた返信をしようと思い、深すぎる言葉でもなく浅い言葉でもなく、同じ苦しい体験をした私はこの人の為に心が少しでも軽くなれるような返信をしようと思い、ずーっと携帯を握ったまま文章を考えていました
いい文章を考えられる事もなく、それからかなり時間がたった頃、通常の定型文を送りました
普通の文章を送るんだったら、どうして簡単でもいいからすぐに返信してあげなかったんだろうと、今でも後悔しています

先月西八王子でLIVEをした、その日の朝にメールが入りました
LIVEに友達と来る予定だった人からです
私が会社を立ち上げた頃、何もわからない私に色々と教えてくれた印刷屋の元社長が亡くなりました
その奥さんからの訃報を知らせるメールでした
今年は宮古島のマンゴーを送って、美味しい~って画像付きのラインをもらっていました
そして早く元気になって一緒に宮古島に遊びに行こうと話していたんです
一瞬考えて私はこの歌をすぐに送りました
それからじっくりと考えてお悔やみの文章を送りました
その後葬儀に行きました
駐車場に車をとめて斎場に向かって歩き始めた時、どこかで聞いた事のあるヴァイオリンのメロディーが聞こえて来ました
まさかと思いましたが、この歌を斎場で繰り返し流していました
葬儀が始まったら「音楽を聴きながら在りし日の故人を思い出しましょう」と言ってこの歌を、最初から最後まで流してくれました
びっくりしました
葬儀の後に奥さんにお礼を伝えたら、「ラインでこの歌を送ってもらった直後から何度も何度も聞いているだよ」って話してくれました
そして「一緒に宮古島行きたかったね、本人はもう一人で空を飛んで宮古島に遊びに行ってるかもしれないね」って涙を浮かべながら話してくれました
ご主人をなくした悲しみから少しでも楽になったよって話を聞いて本当に嬉しかったです
宮古島の青空の中のエンディングで、札幌在住のヴァイオリン奏者の杉田知子さんの奏でるヴァイオリンのロングトーンが、空の上まで優しく導いてくれるかのようなイメージを持っています
私も大好きな歌です

https://youtu.be/LyNKPhqkK8E

コメント: “訃報を受けて・・・ ISLAND

  1. みや コメント:

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    悲しいことがあった時、気の利いた言葉は望んでないような気もします。
    同じ経験をしたから伝えれば気持ちがわかってもらえるということかなぁ。
    私も主人が亡くなった時に同じくご主人を失った方からお疲れ様でしたと一言だけもらいました。みんなが気の利いた言葉をかけてくれる中でお疲れ様でしたはとても重かったのを覚えています。
    同じ経験をした人同士なら言葉はいらないのかなと。
    また同じ想いをしたからこそすぐには返信出来ないのだと思います
    それは相手の人には十分に伝わっていると思いますよ。
    youさんの音楽に救われたのは感動ですよね。
    音楽ってその為にあるのですね

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