昨日は30℃超え、植物たちの体内時計が狂っているみたいです。
今朝「ひまわり咲いてたよ」と女性スタッフ。そう言えば今年は実家の梅も不作。暖冬で花が早く咲き過ぎたせいみたいです。
物言わぬ植物は体全部でSOSを知らせるのですね。
コッツウォルズストーンの道
「コッツウォルズストーンを敷きたいけれど大丈夫ですか?」というお問合せをいただくことがあります。
石灰岩であるコッツウォルズストーンは吸水率が高く「敷き」に使用すると汚れやすかったり、割れやすかったりするため、ペイブメント材料としてはおすすめしておりません。
ですが、縁取りに使用する、という手があります。
縁取りをするのに一番おすすめのコッツウォルズストーンは「セミドレス」というこちらの形状です。
すべての石面をノコを使わずにギロチンと呼ばれる切断機だけで加工し、自然石の風合いを残したまま方形状に仕上げたものです。
レンガの縁石と同じようにモルタルを用いて平積みしていきます。
ちなみにこちらのセミドレスは「ナチュラルグレー」というグレーがかった色味のもので、通常のハニーカラーより吸水率が低いため寒冷地にも対応します。こちらの現場は山の中腹で朝晩はかなりの冷え込みのためナチュラルグレーを使用しました。
縁取りの中にどんどん砂利を敷きこんでいきます。
山の中の自然に溶け込む小道となりました。
こちらのお宅はお施主様のご要望で、よりナチュラルな仕上がりにするため目地にモルタルを使用していません。
村人が自らの手で無造作に置いていったように、さりげなくただ置いていきます。
縁取りの中にはコッツウォルズストーンの砂利を。
天端もわざと揃えない村人制作風。
コッツウォルズストーンと砂利の組み合わせは最高の仕上がりになります。
砂利の上を歩けば優しい気持ちになるような蜂蜜色の小径です。
編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥
杏ジャム、桑の実ジャム、梅シロップ、赤紫蘇ジュースと毎年季節の手仕事に追われているこの時期ですが、今年は紫蘇ジュースしか作っていません。
実を拾いに行かなければ!と思っていた桑の実はとうとう拾いそびれ、杏は手に入らず、実家の梅は不作。
その分手が空いたはずなのに、結局なんだか忙しかった。そして季節の節目を失ったようでモヤモヤします。
季節の手仕事って私の心にとっても大事なんだ、と気づかされた夏のはじまりです。
ヨーロッパレンガの豊かな表情を乾式レンガで・・・