宮古島 旧暦16日その二

お墓参り当日は午前中久松地区を守っているといわれる、神様が祀られている御嶽へお参り
午後2時頃から各家庭一斉にお墓参り
昔と違い集合墓地になっているため、久しぶりに会う人も多くとてもにぎやかなお墓参りです
夕方からは中央公民館でのど自慢大会
ゲストには久松が生んだスーパースター下地勇と八重山の唄者新良幸人のステージがあります
観客は超満員で盛大です

しかしその合間をぬって私と息子は久貝公民館へ行きました
そこでは午後八時よりクイチャー大会が行われます
昔、雨が降らなくて水不足で苦しんだ宮古島の先人達が、降雨を願って踊り続ける雨乞いの踊りです。
いつの頃からか続いているか分からないネイティブな文化
この踊りを息子に見せたかったのです
以前は踊りの輪が幾重にも重なり道路が自然と通行止めになったそうです
しかし現在は実行委員やその同級生達だけで行われさびしいクイチャー大会だそうです
三味線と太鼓の生演奏がはじまると、広場の真ん中でみんなが踊りだします

背中を押されるがままに息子もやがて踊りの輪の中へ入っていきました
昔ほど激しくは無いが、ゆったりと流れるクイチャーの輪の中、隣で踊る兄貴と遠くで嬉しそうに見つめるおばーに見守られながら、私から息子への先祖継承の儀式が終わったようなそんな気がしました。

「いいか!16日のお墓参りは一年に一回しか行かない、先祖の供養の意味合いも大きいが、子から孫へ墓の場所を教えて伝えていく日なんだぞ!!」
その日の夜、我が家で遅くまで飲んでいた酔っ払いの戯言が妙な説得感を持ち、今回の帰省の大きなテーマーの本筋を突かれたようなそんな一言でした

コメント: “宮古島 旧暦16日その二

  1. kokoro コメント:

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    こんにちはー
    とても有意義な帰省になられたようですね(*^_^*)
    息子さんに受け継がれて、またその息子さんへ・・・
    酔っ払いさんの戯言は、
    きっと心に留め置かれたことでしょう。
    私も、息子へ伝えなくては。
    良いお話ありがとう!

  2. 管理人 コメント:

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    おー、kokoroさんいらっしゃい
    思いがけず・・・  ありがとうございます。
    宮古島は1年に1回しかお墓には行きません
    やはりその土地、土地の風習があります。
    今回は良かったですよ
    東京育ちでは中々伝えきれない、親のrootsを感じてもらったと思います。
    又、遊びに来て下さい。
    そうそう・・・ 3月8日は弾けましょうね。
    画像を撮ってきますからね。

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