久しぶりのフォークソング

「お~い、俺の事誰だかわかるかー、今川崎駅にいるんだけどこれからこれるかー」
突然なつかしの先輩からの電話。
その2、3ヶ月前に約20年ぶりに電話で声を聞いて、会うのはずいぶん久しぶりになる
夕方だったので仕事が終わりのんびりくつろいでいた時だった、すぐに駅まで送ってもらい電車に乗って川崎駅へ・・・

20年ぶりに会う先輩は、塑像を絶する風貌の変化を起こしていたが、柔らかい声は全く変わっていない。
沖縄料理屋で懐かしい話に弾んでいたが、急に先輩の歌が聞きたくなった。
先輩は高校の時、フォークグループを作っていて地元では人気のあったグループだった。
私もギターで参加したりして、とても楽しい高校時代を過ごさせてもらった。
柔らかい高音の歌声に、ずいぶん憧れたものだった。
すぐにカラオケ店へ入って、フォークソングのオンパレード
懐かしい時代の長渕剛やふきのとう、チャゲ&飛鳥、そして先輩といえば永井龍雲である。
「道標ない旅」をリクエスト、目を閉じて聞くと高校時代の色々な思い出がよみがえって来る。
音楽っていいなーと思う。
すぐにその時代へ連れて行ってくれる

思わず先輩のグループのオリジナルで人気のあった曲が頭をよぎる
「心の中の鳥達が、銀の翼を広げて飛び立つ・・・・・・」
これ以上思い出せない、しかし確かに遥かなる未来へ思いを馳せて、夢を語り合っていた、夢のような若い時代があったのだ。

今年その当時のメンバー達を集めて沖縄でLIVEをする事を約束して、川崎での再開は終電の時間到来で終わりを告げる。
まだまだ話したりない気持ちはあったけど、今度沖縄であったときにたっぷり話そうと思った。

ずいぶんと久しぶりに乗る最終電車は東京に来た頃、故郷沖縄との距離感を感じさせる、切ない思い出の一つであった。
週末の最終電車はぎゅうぎゅう詰めで立っているのがやっとだ。
騒々しい電車とアルコールが入って気持ちよくなっている乗客同士のしゃべり声のノイズの中、私の頭の中は先輩とギターを弾きながら歌っている風景で一杯だった。

コメント: “久しぶりのフォークソング

  1. ようこ コメント:

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    私もおそらく、YOUさんと同じ世代なんでしょうか。
    ほっこりしながら読ませてもらいました。
    私が始めて買ったアルバムは(レコード←古っ!)
    荒井由美の『飛行機雲』でした。
    ふきのとう、風、かぐや姫…よく聴きました。
    音楽って、一瞬にして、それを聴きながら泣いたり笑ったり
    していた頃の自分にタイムスリップさせてくれるんですよね。
    ちなみに私も学生時代、音楽のサークルに入っていて、
    三鷹の市民会館みたいなところで「紙ふうせん」歌ったり
    しました
    う~っ!懐かしすぎる思い出です。

  2. 管理人 コメント:

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    冬が来る前に、もう一度あの人とめぐり逢いたい~
    思わず歌ってしまいました。
    紙ふうせんの名曲「冬が来る前に」
    ようこさんいらっしゃい。
    私は未だにギター弾いてフォークを歌いまくっています。
    質問には答えられませんが、ばればれですね。
    仕事のホームページ上ですので、私の細かい情報は出さないようにしていますが、だんだんとばればれになってきています。
    又遊びに来て下さい。

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