「ハンセン病だった私は幸せ」

飛行機に乗るときには必ず本を準備して飛行機の中で読んでいる。
大体いつもビジネス書を読んでいる
今回宮古島から東京に帰る時に、宮古島空港の中でこの本が目に入った。
タイトルにびっくりした。
「ハンセン病だった私は幸せ」どういう解釈で望めば幸せを感じることが出来るんだろう。
東京に着くまでに読破した。
ハンセン病患者の事実を知ると衝撃しかない。
確か26~27才の頃、四国の香川県の離れ島にあるハンセン病患者の病院に行ったときがある。
島内のお店で並んでいた時に、後ろに並んでいた人の顔を見て思わず声を上げそうになった。
病気で顔が崩れていた。
初めてハンセン病患者の症状を見た瞬間だった。
天皇陛下が訪島した時に作った記念碑を見て、患者達の想いが伝わってきてとても悲しくなった。

もし機会があれば読んでみてください。

そしてこの詩を思い出した
去年の夏宮古島の同級生からメールが来た。
添付ファイルの中にこの詩が入っていた。
結構有名な詩だと後で気づいた。
様々な苦難に直面した時に、どういった精神状態で臨む事が出来るだろうか。
あまり小難しく、こねくり回す人にはなりたくない。
いつも悩んだ時にはシンプルな答えを出すように心がけている。

『不完全でいいじゃないか』より

大事を成そうとして、
力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く、従順であるようにと
弱さを授かった。

より偉大なことができるように、
健康を求めたのに
より善きことができるようにと
病弱を与えられた

幸せになろうとして、
富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった。

世の人々の賞賛を得ようとして、
権力を求めたのに
神の前にひざまずくようにと、
弱さを授かった。

人生を享受しようと、
あらゆるものを求めたのに
あらゆることをよろこべるようにと、
生命を授かった。

求めたことは一つとして与えられなかったが
願いは全て聞きとげられた。
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず、
心の中の言い表せない祈りはすべてかなえられた。
私はあらゆる人生の中で、もっとも豊かに祝福されたのだ。
(ニューヨーク・リハビリテーション研究所の壁に書かれた患者の詩)

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