現場リポート Report

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前回紹介したのは、2棟のアパートに囲まれた、レンガづくしの中庭。


それとは別に、もうひとつある中庭。


オーナー様自邸の南庭です。そこは、共有駐車場も兼ねています。


 


一階部分には、南に面する大きな掃き出し窓が二つ。


西にも、もう一つ。


2面を廻る、広いウッドデッキテラスを作りました。



 


ビフォー。二階のバルコニーを支える丸柱+柱壁が既にあります。



束(つか:建物で言うと柱の役)と大引(おおびき:同じく、梁の役)から。



大引の上に、交差する形で根太を。(ねだ:垂木の役)



根太の上に床板を敷いていきます。


根太までの構造材は、ACQ(防腐・防虫剤)注入済のパイン材。


床板には、ハードウッド(硬木):「セランガンバツ」を使いました。


硬すぎて虫が入らないくらいなので、メンテナンスも楽なのです。



 


着々と。



根太の当たる部分にビスを打ち込んでいきます。


硬すぎるので、キリでもんで(穴を空けて)からでないと、ビスが入りません。


 


西面も、




このように。


丸柱に合わせて、きれいにくり貫きます。


プロフェッショナル・仕事の流儀。



側面に幕板(まくいた)を貼ります。


構造が隠れて、スッキリシンプルな、洗練された雰囲気に納まります。




親方と弟子の二人がかりで


あっという間に ここまで、形が出来ました。


(水準取りから始めて、都合3日間弱)



シンプルな四角いデッキです。


ここにプラス、ルーバーを二つ、設置します。


ひとつは、


西日避けに。




 


もうひとつは、


東の道路側からの視線避けに。



西の端から東を望むと



クローズアップ



このルーバー建具も、ハードウッド製。(結構な重量級です。)


大工さんが事前に自分の加工場で組み立ててきたものを、現場でガシッとはめ込んで、完了。



真ん中の貫(ぬき)は、各ルーバーに等しい大きさでくり貫いた穴を通してあり、


ビスなどの金具を使っていません。


職人技です。



こちらも、釘ひとつ無く、貫も見えません。


シンプルだからこそ、細かい納まりにプロの技が光ります。



仕上げに、オイルステインで塗装をします。



塗装しなくても10年以上の耐久性があるといわれるハードウッドですが、


やはり塗装をした方が、より美しく長持ちします。


(ちなみに、塗装をしないと、1~2年で灰銀色になっていきます。)


 


東面と南面の幕板は3枚にして、構造を完全に見えないよう、すっぽり覆いました。



ちなみに このルーバー処理は、


レンガの中庭の方でも使いました。



東の道路側に近いバルコニーの目隠しです。



 


デッキから直接庭に降りられるよう、沓石(くついし)を据えます。



石材は全て、旧宅に元々あったもの。


左の木は、シダレモミジ。



シダレモミジの葉が、夏、充分に出揃った状態。




改めて、東、外側から。


しわくちゃな犬氏が、いつもしっぽをふりふり、見守ってくれていました。



雨の日や暑すぎる日は、この幕板の下の狭いスキマも掻き分けて、デッキの下へ潜り込むのが、お決まりのパターンになっていました。


晴れの日は、デッキの上で日向ぼっこしたり。


出来るや否や、早速デッキを大活用してくれていたのが、この犬氏でした。



 


以上、デッキ(+ルーバー)をご紹介しました。


この後、いよいよ駐車場庭に着手していきます。



 


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